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2008年5月 4日

シティズンシップ教育について修士論文にまとめました

 シティズンシップ教育推進ネットの大久保は、昨年、ようやく大学院を修了いたしました。これもひとえにみなさまのお力添えの限りでございます。心よりお礼申し上げます。

 修士論文につきましては、下記のタイトル(および内容)で、英国のシティズンシップ教育とわが国の教育について考察を行い、執筆いたしました。大学の紀要に掲載し損なってしまったため、入手は困難ですが、2008年度中に出版の予定でいます。日を追うにつれて内容が古くなってしまい、とても心苦しいのですが、そのあたりは補稿で補うつもりでおります。

まずはみなさまへの感謝をこめて、ご報告いたします。

シティズンシップ教育推進ネット 大久保正弘

「わが国におけるCitizenship Educationの導入の可能性について-英国の事例との比較分析から-」

目次

序論 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4

第1章 社会の変化と日本の教育における状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・9
 1.社会状況の変化 (9)
 2.若者の社会参加をめぐる状況 (9)
 3.日本の教育において指摘されてきた課題 (10)

第2章 わが国における社会科の系譜とCitizenshipの教育をめぐる新しい動き ・・・・・12
 1.わが国における社会科の系譜 (12)
 2.わが国におけるCitizenshipの教育をめぐる新しい動き (19)

第3章 英国の教育改革とCitizenship Educationの導入過程 ・・・・・・・・・・・・29
 1.英国の教育改革 その背景と動向について (29)
  1.1サッチャー改革以前 (29)
  1.2サッチャーによる教育改革 (30)
  1.3ブレア政権下における教育政策 (31)
 2.Citizenship Educationの導入過程分析 (32)
  2.1導入の経緯について (32)
  2.2 CitizenshipとSocial Studiesの変遷 (33)
  2.3 Citizenship Educationの必修化 (34)

第4章 英国におけるCitizenship Educationの事例-その内容と組織体制- ・・・・・・35
 1.教科の概要 (35)
 2.中等教育における実施状況 (40)
 3.初等教育における実施状況 (45)
 4.教員養成について (46)
 5.非営利組織との連携について (47)
 6.見えない学力を見る評価-コースワーク評価- (51)

第5章 Citizenship Educationの導入,その成果と課題 ・・・・・・・・・・・・・・・56
 1.英国における現状と課題 (56)
 2.Citizenshipの理念そのものの意義 (56)

第6章 わが国における教育の今後の改善にむけて  ・・・・・・・・・・・・・・・・・58
 1.カリキュラム策定の主体について (58)
 2.学習の改善にむけて (59)
 3.おわりに (60)

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(法政大学大学院 政策科学研究科 政策科学専攻)

投稿者 ohkubo : 13:54 | コメント (0)



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