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2008年12月10日

「聞き書き(オーラルヒストリー)で世界が広がる」 ~インタビューから学ぶリアル「しごと」「まち」~

 みなさま

 平素は、シティズンシップ教育推進ネットのホームページをご覧いただきまして、ありがとうございます。

 本日は、シンポジウムのお知らせです。hmt004_019-s(1)mini

 当会の主催イベントではありませんが、私、大久保が理事をさせていただいております多摩ニュータウン学会と、 多摩大学総合研究所の共催で、下記のシンポジウムを開催します。

 題目は、『「聞き書き(オーラルヒストリー)で世界が広がる」 ~インタビューから学ぶリアル「しごと」「まち」~』です。 人々から口述筆記によって記録をとる「オーラルヒストリー」という手法を用いて、埋もれている歴史や文化、生活などをひも解きます。 (私も企画段階から加わっています)

 多摩ニュータウン学会では、現在「アーカイブプロジェクト」というものを進めており、このオーラルヒストリーの手法をもちいて、 ニュータウンに埋もれている資料をさまざまな形で掘り起こそうとしています。

 今回のシンポジウムは、そのなかでも、市民の生活の視点から考えていこうというものです。

 「くらし」「まち」「しごと」・・・

 私としては、この「オーラルヒストリー」というものが、シティズンシップの育成にも役立つものと、考えています。 学びの一形態としてもですし、人と人のつながりとしても。

 シンポジウムでは①学生による"聞き書き"の事例発表、②"聞き書き"の達人たちのフリートーク、③来場者も参加しての"聞き書き" 体験を通じて、"聞き書き"の魅力と可能性を伝えます。

 12月13日(土)13時から多摩市関戸公民館で開催します。お時間のある方はぜひ、ご参加ください。


(以下転載歓迎)  
http://www.tama-nt.org/htm/news/article/comment.asp?n=50
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     ●「聞き書き(オーラルヒストリー)で世界が広がる」
      ~インタビューから学ぶリアル「しごと」「まち」~

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 人生の先輩に話を聞くという"聞き書き"(オーラルヒストリー)は、人を
通じて「しごと」や「まち」などを知るツールとして、今、注目されています。

NPO活動や企業研修で重視されつつある"聞き書き"について、先進的な活
動紹介や体験を通じて、これからの「しごと」や「まち」に自分がどのように
関わっていくかを楽しみながら考えてみませんか。


■開催の背景
 多摩ニュータウン学会では、2007 年度から多摩ニュータウン開発がひとつ
の区切りを迎えることを契機に、開発に関する資料を収集保存し、未来の礎に
するための「多摩ニュータウンアーカイブプロジェクト」を立ち上げました。

保存するのは、すでにある文書や映像だけでなく、関係者へのインタビューで
得るオーラルヒストリー(口述の歴史)も対象となっています。

 街の歴史は、街を計画し開発してきた者だけのものではありません。
そこに住み、生活を営んできた住民こそ歴史の証人です。

 今回のイベントは、住民のオーラルヒストリーをつくることが、まちを理解
し、まちを育てていくための重要なツールになり、さらにはまちの未来をつく
る若者たちを引き込む可能性があるのではないかと考え企画しました。「まち
」とその中での「暮らし」や「しごと」について、これからのキャリアとライ
フを話し合います。


■開催概要
日時:2008年12月13日(土)13時~17時(12時半開場)
場所:多摩市関戸公民館 大会議室
対象:多摩ニュータウンや聞き書きに関心のある方ならどなたでも
定員:80名(関係者入れて100名程度)
参加費:300円(資料代)
主体:多摩ニュータウン学会・多摩大学総合研究所共催
助成:財)東京市町村自治調査会多摩交流センター
後援:NPO法人昭和の記憶、NPO法人共存の森ネットワーク、
   NPO法人福祉亭


■進行予定:
1.事例発表
(1)多摩ニュータウンに暮らし人々に聞く【多摩大学松本ゼミ】
(2)森の名人から学ぶ「森の聞き書き甲子園」【共存の森ネットワーク】

2.フリートーク「聞き書きの可能性」

【司会】
  松本祐一(多摩大学総合研究所 准教授・多摩ニュータウン学会理事)

【パネリスト】
 ・瀧澤尚子(NPO法人昭和の記憶 代表理事)
  http://home.memory-of-showa.jp/
 ・代田七瀬(NPO法人共存の森ネットワーク 理事・慶応義塾大学4年生

  http://www.kyouzon.org/index.html
 ・川上寧子(八王子まちの魅力くちコミ隊)
  http://www.kuchikomi802.com/
 
3.聞き書き体験
 来場者に実際に聞き書き体験をしてもらいます。

 


■申し込み・問い合わせ方法:
 申し込み先・問い合わせ先
(1) ホームページ申し込みフォーム(NT学会)
    http://www.citizenship.jp/tama/tama_form.html
(2) FAX(042-337-7297)(多摩大学総合研究所)

 

<参加団体・パネリスト紹介>

◆NPO法人昭和の記憶 http://home.memory-of-showa.jp/
 高齢者に人生を語ってもらい記録に残すことによって、子どもたちとの世代
間コミュニケーションや地域の歴史など地域コミュニケーションを生むことを
目的に活動しているNPO。
パネリストとして参加する瀧澤尚子さんは、福祉施設で働いていた経験から活
動に参加し、今では代表幹事として活躍している。

◆NPO法人共存の森ネットワーク http://www.kyouzon.org/
 造林、炭焼きなど"森の名人"たちに高校生が話を聞き、記録としてまとめ
る「森の聞き書き甲子園」を中心に活動をしているNPO。聞き書きをするこ
とで、世代間のコミュニケーションを生んだり、匠の技を記録として残してい
くことを目的としている。
 今回パネリストの代田七瀬さんは、高校時代に「森の聞き書き甲子園」に参
加したことで、聞き書きのおもしろさに魅せられ、団体設立の中心メンバーと
なった。
森の聞き書き甲子園 http://www.foxfire-japan.com/

◆八王子まちの魅力くちコミ隊 http://www.kuchikomi802.com/
 八王子というまちの魅力を再発見し、まちを愛してもらえるよう、利用客の
立場から、お店とお客さまをつなぐ活動をしている市民団体。住民であっても
、なかなか知らない・入りづらい老舗や専門店の魅力を紹介する「八王子めぐ
りあいツアー」を中心に活躍している。メンバーは皆、普段は別の仕事をして
おり、会社員や建築士、会社経営者、主婦と幅広い分野から参加している。
 パネリストの川上寧子さんは、この活動の発起人の一人。普段は別の仕事を
する傍ら、土日休日を使って活動の中心として活躍する。

◆多摩大学総合研究所 准教授 松本 祐一
 専門は地域組織経営論、戦略論、マーケティング。マーケティング会社にて
商品開発・市場開発などを経験。人口減少・少子高齢化社会における地域マー
ケティングや事業モデル開発が現在のテーマ。特に地域の中小企業やNPOの
戦略策定に関する研究や研修を多数手がけている。
多摩ニュータウン学会理事。

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投稿者 ohkubo : 00:03 | コメント (0) | トラックバック



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