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桶川まち探検

実施日:2006年5月24日(水)
 17:00〜18:00
天候:雷雨
実施場所:桶川駅東口商店街、中山道商店街
記録:原口

○まち探検の様子
▽まちかど授業
まち探検の前に、予習も忘れないように。
▽インタビューの様子
インタビュー直前、何を質問するか、
誰が話しかけるのか。

緊張の瞬間です。
苦労しながら、最初のインタビューに挑戦。

生徒の表情にも若干の硬さが見られます。

こちらは八百屋さんでのインタビュー。

一日のお客さんの数(20人程度)や
後継者の話(跡取りはいない)など、
思いがけない生の言葉に、生徒も引き込まれていきます。

▽歴史の風景
道端にちょっとした休憩空間とともにあった、石碑です。
こちらはその石碑の隣にあった、案内板。
まちの風景に溶け込んでいるとは言い切れない状況です。
中山道沿いには、町屋風の建物もちらほらとありました。
こちらは、お祭関係のものを扱うお店屋さんです。

桶川にはどんなお祭りがあるのか興味が湧いてきます。
▽そのほか
こちらは、駅前商店街。
車が2台並ぶと、歩くスペースすら十分に取れません。

車の交通量も多く、雨の日の買い物は大変です。
中山道商店街の歩道です。

雨の日のため、人がすれ違うのは、大変でした。
交通量が多いため、道路をまたいでの移動は大変そうです。
横断歩道の数なども気になります。
まち探検の帰り道で発見しました。

とても水はけの悪い道路です。
当日は雷雨だったせいもありますが、歩道の水はけの悪さなども、気になりました。
▽全体集合
突然の雷雨に見舞われる、悪コンディションの中、お疲れ様でした。

○生徒の様子
  • 予想外の強い雨に見舞われて、まち探検に集中できていない(まち探検を煩わしく感じてしまう)そぶりが多少見られた。
  • ただし、インタビュー時など、いざ行動を起こすと真剣に取り組んでいた。
  • 班毎に違いがあるのだろうが、インタビュー時の質問を準備できていない班が多かったように感じた。インタビューをするお店の前で、事前に配布された質問のどれを聞くか、話し合っている班もあった。
  • インタビューにあたっての手順を生徒が把握できておらず、お店に入ってから対応に困っている場面があった。
  • 埼玉大学の学生さんが、生徒の質問をさらに深める・会話の中からまち探検の視点を示唆している場面にたびたびであえた。
  • 「商店街のお店に魅力を感じない」、「歩道の幅がほとんどなく、歩くのが本当に大変だ」など、素直な心で商店街の問題を口にしていた。この気づきを一時的な不満で終わらせずに、まちの課題として捉えてもらえたら、と思う。
○インタビューで聞くことができた意見
  • 東口側の改良事業は、市のほうが何十年も動いていない。
  • 近々南小学校が廃校になるが、その跡地をどう利用してくれるかは期待している。
  • 商店街なかでの若い人たちが、ポイントカードなど活性化に向けた取り組みを行っている。
  • 客足も鈍く、後継者もいない。自分が動けなくなったら、お店もおしまい。
  • 安さや品数では郊外の大型スーパーなどには勝てない。私たちもそういったお店に買いだめにいっている。

( 以 上 )